はじめに
処方箋受付回数とは、その名の通りどれぐらい処方箋を受けたかという数のことです。
しかし処方箋10枚受けたからといって処方箋受付回数10枚とはならない場合があるので注意が必要です。
数え方
同じ人から同じ日に複数の処方箋を受けた時、発行元の医療機関が異なれば別として数えられます。
同じ人から同じ日に複数の処方箋を受けたとしても発行元の医療機関が同じ時は「発行日」「診療科」「処方医」が異なっていたとしても1回の受付として数えられてしまいます。
例外1として、発行元医療機関が同じでも歯科の処方箋または分割指示の処方箋は別扱いになるので別に数えることができます。
例外2として、同じ医療機関の同じ処方医から同じ日に処方箋が発行されていても体調の急変等で1回目の診察時に予期できなかったことが起きて再受診した場合は別に数えることができます。
例題いろいろ
【例題1】ヤクミカ太郎さんがA病院からの処方箋を1枚持ってきた。
A.処方箋受付回数1
【例題2】ヤクミカ太郎さんとヤクミカ花子さんがA病院からの処方箋を1枚ずつもってきた。
A.処方箋受付回数2
※どちらもA病院からの処方箋だが同一人物ではないので2回と数える。
【例題3】ヤクミカ太郎さんがA病院とBクリニックの処方箋を1枚ずつ持ってきた。
A.処方箋受付回数2
※発行元医療機関が異なるので2回と数える。
【例題4】ヤクミカ太郎さんがA病院の内科処方箋1枚とA病院の整形外科処方箋1枚を持ってきた。
A.処方箋受付回数1
※診療科が異なるが同一医療機関の為1回と数える。
【例題5】ヤクミカ太郎さんがA病院3月1日受診時の内科処方箋1枚とA病院3月2日受診時の整形外科処方箋1枚を持ってきた。
A.処方箋受付回数1
※受診日も診療科も異なるが発行元医療機関が同じ処方箋を同じ日に薬局に持ってきているので1回と数える。
【例題6】ヤクミカ太郎さんがA病院の内科処方箋1枚とA病院の歯科処方箋1枚を持ってきた。
A.処方箋受付回数2
※同一医療機関だが歯科の処方箋は別扱いになるので2回と数える。
【例題7】ヤクミカ太郎さんが午前中にBクリニック受診して定期薬の処方箋を持って薬局に来た。同じ日の午後発熱したためBクリニック再受診して解熱鎮痛剤の処方箋を再度薬局に持ってきた。
A.処方箋受付回数2
※同一医療機関だが1回目の診察では予期できなかった体調変化の為の再受診なので2回と数える。
おわりに
処方箋受付回数はだいたいこのパターンを理解しておけば大丈夫だと思います。
ちなみにリフィル処方箋の2回目等も通常の処方箋と同じ扱いで大丈夫です。
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