はじめに
調剤薬局の薬剤師として働く前、もしくは働き始めてすぐの段階で読んでおいたほうがよい本を紹介いたします。
最初の段階で先輩に「この子はできるな!」というイメージを持ってもらうことにより昇進しやすくなります。
おすすめの本5選
1,薬局で使える実践薬学
この本は登場人物が会話形式で薬局業務に必要なことを話しているのでよみやすいです。最初の一冊目としておすすめです。
2,実践薬歴
これ一冊で薬歴の書き方が分かります。自分の書いた薬歴は次回の投薬時に他のスタッフがみることになります。しっかりした薬歴を書けるかどうかは自分の評価に大きくかかわります。
3,「薬の比較と使い分け100」もしくは「くるみぱんの薬学付箋ノートBOOK」もしくは「類似薬の使い分け」
処方内容が変更になった時に患者さんに「今までの薬とどう違うの?」と聞かれることが多々あります。これを答えられるようになる本です。
どれか一冊でよいと思いますが個人的には薬の比較と使い分け100の方がわかりやすかったです。くるみぱんの薬学付箋ノートBOOKはイラストがかわいいので図で頭に入りやすいです。自分が見やすいものでよいと思います。
4,薬剤師のためのお金の強化書
こちらの本は薬局業務に関する本ではないですが、薬剤師として社会人として生活していくうえで持っていたほうがよいお金の知識を勉強できます。
一般サラリーマンとの違いや節税対策、開業を視野にいれている場合の資金の作り方などの知識を得ることができます。
5,薬局英会話最短トレーニング
英会話が全然できない私でも簡単な英単語を使用して簡単な服薬指導をできるようになりました。
+α
自分で購入するには高いが薬局内に一冊おいてあるととても薬に立つ本たちです。
1,治療薬マニュアル もしくは 今日の治療薬
現在世の中にある薬の情報が載っています。禁忌、使用上の注意、用法用量の他に添付文書では分かりにくい処方日数の制限や薬の分類を調べるのに役立ちます。
スマホアプリの「ヤクチエ」等で同じような情報を見ることができる為自分で購入するほどではないが一冊おいてあるとそこそこ使えます。
2,薬物治療コンサルテーション妊娠と授乳
この本はとても役立ちます。妊婦さんや授乳婦のかたに「妊娠中(もしくは授乳中)ですが、この薬は使用しても大丈夫ですか?」という質問をよく受けます。
添付文書ではおきまりの「有益性投与」「授乳中は使用を避けることが望ましい」という文言がありますが実際のところしようできるのかできないのかということがこの本にはバシッと書いてあります。
とても役立ちますが高いので自分で買うよりは薬局の管理者にお願いして一冊置いてもらうべき本です。
3,錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック
メーカーに聞いてもなかなか明確に答えてくれない粉砕できるのかどうかが記載されている本です。
一冊置いてあると粉砕指示がきた時に役立ちます。
おわりに
働き始めてから本を買って知識をつけていくのもよいですが、第一印象はとても重要です。
自分への投資としておすすめの本1~3選もしくは1~5選を購入し、勉強してから働き始めることにより同期に大きな差をつけることができます。
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