はじめに
5日間で学ぼうシリーズ、今日で最終日です。
今日は疑義照会について勉強していきましょう。
がんばったぶんだけ自分のレベルは上がるはずです!
疑義照会とは
疑義照会とは、処方内容や患者情報から疑問が生じたときに処方元に問い合わせをすることです。
薬剤師の仕事の中で一番重要なものだと思います。
どんなときに疑義照会するの?
- 薬の用法用量がおかしいとき
- 併用禁忌の薬が処方されているとき
- 他の医療機関からの処方と重複しているとき
- 副作用歴ありの薬が処方されているとき
- 副作用の兆候が表れているのに継続処方されているとき
- 残薬があり日数を調製するとき
などがあります。
疑義照会のやりかたは?
疑義照会のやりかたは処方元の医療機関や薬局によって異なります。
大体は電話かファックスでの問い合わせです。
【疑義照会の流れ】
①疑義照会すべき内容を発見
②電話やファックスで問い合わせ
③処方元からの回答や変更点を処方箋の備考欄と薬歴に記載
④投薬
のような感じです。
疑義照会するとどうなる?
疑義照会することによって患者さんに安全に薬を使用してもらったり、不要な薬を削って医療費を削減することができます。
そして薬局側にも疑義照会をすると、内容によっては重複投薬・相互作用等防止加算という点数を算定することができるというメリットがあります。(手間賃のようなイメージでOKです。)
重複投薬・相互作用等防止加算ってなに?
重複投薬・相互作用等防止加算とは疑義照会したときに算定できる可能性のある加算のことです。
大きく分けると
①疑義照会による変更内容が残薬調整以外の場合:40点
②疑義照会による変更内容が残薬調整の場合:30点
の2つがあります。
残薬調整以外の場合の40点は算定できるパターンと算定できないパターンが結構複雑なので、ざっくりと上記2パターンを覚えておけば大丈夫です。
新人薬剤師になったときに迷ったら先輩薬剤師に「この場合は残薬調整以外の疑義照会の点数とれますか?」とか「この場合は残薬調整の点数算定していいですよね?」とか聞いてみましょう。
いやいや私はしっかり知っておきたいという人は【重複投薬・相互作用等防止加算とは】(ごめんなさいまだ記載途中でネットにアップしていません)の記事を読んでみてください。
おわりに
5日間おつかれさまでした。
ここまでがんばれたあなたは新人薬剤師になったときに同期の仲間やライバルに差をつけた状態でスタートができるはずです!
最初に一目おかれた存在になっていれば経験上出世も早いと思います。
働き始めることに不安はあるとは思いますが、がんばりやのあなたなら自信をもって大丈夫です!
いやいやまだ不安だ、もっとレベルを上げておきたいという方は
- 調剤報酬実務必携
- 類似薬の使い分け
- 新 違いが分かる同種同効薬(上巻、下巻)
を読んでおけば中堅薬剤師にマウントがとれる状態になります。
おつかれさまでした。
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