転職エージェントの利用ってどんなかんじ?

転職の面談 収入増やすお役立ち

はじめに

薬剤師の方が転職もしくは就職活動する時には絶対に薬剤師専門の転職エージェントを使用すべきです。

その理由は自分で薬局に交渉したりハローワークで求人をさがして応募するよりも高い年収が出る可能性が高いからです。

しかも転職エージェントは信頼できるところを選べば丁寧に相談にのってくれた上に無料で利用できるところも多いので利用しない手はないと思います。

この記事では転職エージェントを利用した際の流れメリットデメリット。そしておすすめの転職エージェントを紹介させていただきます。

記事がすこし長くなりそうなのでこの後すぐにまとめを記載してその後に詳細を記載していきたいと思います。

転職エージェントの利用に不安がある方はページ下の方にある「転職エージェントとは?」の見出しをチェックしてみてください。転職エージェントの正体がわかれば不安も軽くなるはずです。

まとめ

①転職サイトに登録!

②転職サイトの方からの連絡を受ける!

③エージェントと面談!

④エージェントと一緒に希望の会社に見学&面接にいく!

⑤会社から提示された条件をエージェントと相談し、再交渉もしくは入社!

詳細①「転職サイトに登録!」

まずは薬剤師専門の転職サイトに登録です。

いい転職エージェントが多い会社と、あまりしっかり対応してくれない会社があるので注意です。

いい転職サイトに登録すれば完全無料で利用でき、転職を手伝ってくれる担当のエージェントも一生懸命に希望の求人をさがしてくれます。面接した会社から年収や勤務時間が記載された条件提示書が出たあとに、再度交渉して、さらに年収を釣り上げてくれるエージェントもいます。

完全無料で利用できて私がおすすめできる転職サイトは

の2社です。

  • 薬キャリ
  • メディカルコンシェルジュ

なども安心して利用できるサイトですが、アポプラス薬剤師ファルマスタッフはとりあえず登録しておいて間違いはないです。

おすすめの理由

アポプラス薬剤師親切丁寧で条件に合う求人が無かったとしても新しい求人を探してきてくれる

ファルマスタッフ求人数が多く対応が早い

登録の仕方は各種転職サイトのホームページから登録フォームに入力するだけです。

名前、生年月日、メールアドレス等の入力をして完了です。

詳細②「転職サイトの方からの連絡を受ける!」

転職サイトに登録すると平日であれば当日中にメールまたは電話連絡がきます。

きちんと受け答えできるかな?と心配になる必要はありません。気楽に対応して大丈夫です。

そこでサイトで登録した内容に間違いがないか、ざっくりとした希望条件はどんな感じかなどを聞かれます。

連絡してきてくれる方は転職サイトのオペレーターの方が多いですが、いきなり担当のエージェントが連絡をくれることもあります。

としてはこんな感じです。

転職サイトの方「初めまして、〇〇転職会社の〇〇です。登録していただいた件で、ただいまお時間5分程度よろしいでしょうか?」

自分「大丈夫です。よろしくお願いします。」

転「登録していただいた内容を確認させていただきます、お名前は〇〇様、生年月日は〇〇、薬剤師さんで転職ご希望ということでお間違いないでしょうか?」

自「はい、大丈夫です。転職希望といってもいい求人があればという感じですが、それでも大丈夫ですか?」

転「もちろん大丈夫でございます。それでは簡単に現在の勤務状況とご希望の求人条件を教えてください。」

自「現在調剤薬局勤務で現在の会社は勤続1年ぐらいです。薬剤師経験は3年ぐらいです。希望の条件は現在の年収よりも50万円以上高いところで通勤時間が40分以内、有給が取りやすくて、残業が少な目のところがいいです。」

転「承知いたしました。ご希望にあう求人をいくつかピックアップして再度担当のエージェントから連絡させますので、ご都合のよろい曜日とお時間を教えてください。」

自「では平日の19時以降でお願いします。」

転「かしこまりました。そのお時間にご連絡させていただきますのでよろしくお願いします。」

というような感じです。

転職サイトに公開されている求人に希望のものが無くても公開されていない非公開求人というものがあるので、ここでは多少わがまま目な感じの条件を伝えてみても問題ないと思います。

次は担当エージェントとの面談についてです。

詳細③「エージェントと面談!」

数日後自分が伝えた条件に近い求人をいくつかピックアップした状態の担当エージェントからの連絡が来ます。

メールに求人情報が添付されてそれを確認した上での電話による面談か実際に担当エージェントと会っての面談の2パターンがあります。

会って面談希望の場合は都合のいい日と時間と場所を指定すれば担当エージェントが来てくれます。

私はいつも自宅の近くのカフェまで来てもらってカフェで資料を見せてもらいながら詳しいお話を聞かせてもらっています。

余談ですが、私のおすすめしている転職サイトの担当エージェントの方たち曰くカフェの駐車場代やコーヒー代も転職エージェントの会社持ちにしてくれるとのことで全部無料にしてくれます。つまりおごってくれます。お昼時にカフェに行ったときはランチ代もだしてもらったこともありました。

転職エージェントとの面談の例としてはこんな感じです。

転職エージェント「本日はお忙しいところお時間をつくっていただきありがとうございます。ご希望の条件に近い求人をいくつかお持ちしましたのでご確認ください。」

自分「とんでもないです自宅近くまで来てもらってありがとうございます。」

転「こちらとこちらの求人はご自宅から少し遠目ですが年収が高めで有給もとりやすいです。門前の診療科目は内科整形、小児科です。こちらの求人は年収は上記2件に少し劣りますが有給消化率100%で残業なしです。また希望条件とは異なりますが、おすすめの求人もご用意させていただきました。スタート年収は低めですが昇給率が高く3年勤務すれば年収は〇〇万円程度になると思われます。気になる求人はございましたでしょうか?」

自「そうですねA社とB社がよさそうな感じがします。1日処方箋何枚で薬剤師は何人ぐらいですか?」

転「それぞれ1日65枚で2.5人、100枚で3人です。」

自「年末年始やお盆休みと職場の雰囲気はどんな感じですか?」

転「去年のデータですと年末年始の休みは29日~3日まで、お盆は13~15日まで休みのようです。職場の雰囲気はA薬局はおだやかな人が多く、B薬局は管理薬剤師の方がいろいろ教えるのが好きなタイプなので勉強したい方には合っている感じです。」

自「わかりました。ではA薬局とB薬局を実際に見てみたいです。」

転「承知いたしました。日程調整して後日連絡させていただきます。本日はありがとうございました。」

自「ありがとうございました。」

というようなかんじです。

※いい求人がなかった場合。

転「気になる求人はございましたでしょうか?」

自「うーん。この中には無いですね。またいい求人がでたらご連絡ください。」

転「そうでしたか、申し訳ございません。再度条件に合う求人を見つけてご連絡いたします。」

自「ありがとうございます。よろしくおねがいします。」

というように、いい求人が無かったら無理に薬局見学や面接にいかなくても全然大丈夫です。後日いい求人がでたら紹介してもらえるので安心してください。

詳細④「エージェントと一緒に希望の会社に見学&面接にいく!」

気になった求人があったら担当エージェントに言って薬局を見学に行きます。

希望日を2、3日伝えれば先方と日程調整してくれます。

当日の流れとしては

担当エージェントと合流して作戦会議。その後一緒に現場に行って見学といった感じです。

スーツで行くのが無難です。そして手土産は無くて大丈夫です。

調剤薬局の場合見学後にそのまま簡単な面接をして内定となることが多いです。

現場に行く前に担当エージェントと会って、そこでおこなう作戦会議が結構重要です。どんなことをやるかというと。こんな感じです。

作戦会議の例

転職エージェント「本日はよろしくお願いします。」

自分「よろしくおねがいします。」

転「先方に確認しておきたいことや聞きたいことなどはありますか?」

自「まあ、特にはないんですが気になるのは年収がどれぐらいでて残業の有無と休みがとりやすいかですかね。」

転「そうですね。そこは気になりますよね。しかし年収と残業と有給消化率はご自身で確認してしまうと印象が悪くなる場合があるので、私がタイミングをみて確認してみますね。」

自「ありがとうございます。よろしくお願いします。では自分は無難に処方箋枚数や算定している加算や門前の特徴等について聞いておきます。」

転「そんな感じで行きましょう。」

~薬局に到着~

転職エージェント「お世話になっております。〇〇転職会社エージェントの〇〇です。本日はお忙しいところお時間をとっていただきありがとうございます。」

自分「初めまして〇〇と申します。本日はよろしくお願いします。」

薬局人事または薬局長「こんにちは。〇〇薬局の〇〇です。気になることがあったら何でもきいてください。では調剤室でも見てみますか?」

自「はい、失礼します。」

~見学終わり~

薬「それではせっかく来ていただいたので簡単ではありますが面接のような感じで条件等つめていきたいと思います。」

自「よろしくおねがいします。」

※ここで志望動機や転職理由。前職ではどんなことを担当していたのかなど聞かれます。

※面接で答えるべき志望動機等思い浮かばない方は別記事の「年収を50万以上増やす転職の方法」をチェックしてみてください。

転「私からも何点か質問よろしいでしょうか?」

薬「はいはい、どうぞ。」

転「時間外労働は月平均どれぐらいでしょうか?」

薬「花粉症の時期とかは30分ぐらいある日があるけれど、そのほかはほぼ無いね。

転「ありがとうございます。有給消化率はどれぐらいでしょうか?」

薬「人員に余裕を持たせているので有給は取りやすい環境です。去年は使い切っている人もいました。産休に入る人がいなければ有給は使いやすいと思ってもらって大丈夫です。」

転「ありがとうございます。」

薬「他に何か気になることはありますか?」

自「見学中に気になることは質問させていただいたので大丈夫です。」

薬「そうですか。では本日はありがとうございました。条件提示書は後日エージェントの〇〇さんにお送りするのでご確認ください。」

自「承知いたしました。」

自、「本日はありがとうございました。」

※年収の目安も作戦会議の通り合間に聞いてくれて大体の目安を把握した上で面接に臨むことができます。面談開始時に合格が決定していて最初に年収提示されることも多いです。交渉によりそこから年収を上げることも可能ですが、そこは自分のPR力もしくは担当エージェントの実力がものをいいます。そのため転職サイト選びはとても大切です。

詳細⑤「会社から提示された条件をエージェントと相談し、再交渉もしくは入社!」

面接した会社から条件提示書(年収いくらで勤務日は何曜日で勤務時間は何時~何時までが記載されているもの)がエージェントに送られてくると担当エージェントから自分に連絡が来ます。

そこで自分的に転職してもいいと思える条件であれば、その条件で受けますと伝えて担当エージェントに内定受諾の手続きをしてもらいます。

この条件が確定してから現職に退職願いを出す形でよいと思います。

ここで再交渉してさらに年収を釣り上げることも可能なのですが、その方法は別記事の「年収を50万以上増やす転職の方法」をチェックお願いします。

以上が担当エージェント利用の流れとなります。

転職エージェントとは?

転職サイトを利用したことがなければ「エージェントを利用する」って何だ?なんかこわい感じがする。騙される?お金がかかる?など不安に感じたりする方もいるかもしれません。

私もはじめはそうでした。安心してください。信頼できる転職エージェントを利用すれば希望に合う求人を探してきてくれて薬局や病院との面談にも同席してくれて年収交渉もしてくれます。

上手に利用すれば年収を50~100万円上げることも全然難しくありません。

上手に利用する方法は別の記事の「年収を50万以上増やす転職の方法」に記載しておりますので気になる方はチェックしてみてください。

私がおすすめしている転職エージェントは無料で利用できます

無料で利用できるといっても適当な対応をされるというこはなく、一生懸命に自分の希望した年収以上に釣り上げようとしてくれます。

ここで賢い方は「なんで無料なのでそんなに一生懸命やってくれるんだ?怪しい。騙してお金を取ってくるんじゃないか?」と思ってしまうかもしれません。

そんなことはないので大丈夫です。

無料なのに担当エージェントが一生懸命年収を上げてくれようとする理由を知れば安心できると思います。

実は担当エージェントの会社に手数料を払うのは転職エージェントを利用した私たちではなく求人を出している薬局側なのです。

つまり担当エージェントは「転職したい私たち」「人員を補充したい薬局」に紹介してあげることで薬局側から手数料を取っているわけです。そのため私たちは無料で担当エージェントを利用できるといわけです。

しかも薬局が担当エージェントに支払う手数料は紹介されて入社した人の年収の30~35%が相場なのです。

例えば、私たちが年収700万円で転職した場合、担当エージェントの会社には薬局から700万円×0.3(30%の場合)=210万円+税金を支払うことになります。

これが担当エージェントの利用料が無料なのに年収交渉を頑張ってくれる理由です!

理由がわかれば納得ですね。しかし中には薬局と結託して嘘の条件で入社させようとしてくる悪い転職支援会社もあるので注意してください。

最後に転職サイトを利用するメリット、デメリットは

メリット:公開されていない求人も紹介してもらえる、高い年収が出やすい、聞きにくい質問もしてもらえる、面談に同席してもらえるので安心感がある等です。

デメリット:初めての利用の時に緊張する、転職後一定期間が経過すると2か月に1回ぐらいの頻度で再度転職する予定があるかどうかのテンプレートメールが届く。

今回は以上です。ありがとうございました。

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