はじめに結論!
ジアゼパム坐剤(熱性けいれん予防薬)とアセトアミノフェン坐剤(解熱鎮痛剤)の間隔は可能であれば30分程度空けるのが望ましいです。
理由は同時使用にてジアゼパム坐剤の初期の吸収が阻害される可能性があるためです。

ジアゼパム坐剤の使用タイミングや回数
37.5℃前後の発熱に気が付いた場合は早めに使用してしまうほうがよいです。理由は体温が急激に上昇するときに熱性けいれんが起こりやすいからです。
それでも熱がさがらない場合は8時間程度経過後に2回目のジアゼパム坐剤を使用しましょう。
1日に2回まで使用できます。
アセトアミノフェン坐剤の使用タイミング
同時使用は避けたほうがジアゼパム坐剤の吸収がよいので、できるだけ坐剤同士の間隔は30分開けましょう。
併用にて熱性けいれんの発症リスクを抑えることができます。
注意点、ポイント
ジアゼパム坐剤使用時に多少の眠気、ふらつき、まれに興奮状態が起こることがありますが安全に使用できる薬です。
おしりに挿入後30分程度は坐剤が出てきてしまっていないが確認したほうがよいです。
気持ち深めに挿入すると出てきてしまうリスクを下げられます。
保存する温度は1~30℃です。冷蔵庫に入れておいたほうが夏場など安心ですが、冷えたまま使用すると刺激があったり坐剤が割れることがあるので使用時冷蔵庫から出したらすこし室温にもどしてからの使用がおすすめです。
坐剤は8時間程度間隔をあけて1日2回まで使用できますが、2回目から3回目の使用の間隔は16時間程度あけてもよいとされています。これは作用時間が長い薬なので1回目使用して2回目を8時間後に使用した場合効果が16時間持つからです。

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