はじめに
こちらの記事では吸入薬指導加算のとりかたや注意点、ポイント、算定の可否を記載していきます。
読み終わったころには吸入薬指導加算マスターになっていると思います。
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吸入薬指導加算とは
3か月に1回算定できる。
1回30点
吸入器の使い方を練習用キットと文書を用いて説明した時に算定できる。
注意点
- 喘息または慢性閉塞性肺疾患のために処方された吸入薬の指導のみが対象。
- 吸入指導の医師の指示もしくは患者からの求め&医師の了承が必要。
- 指導内容を処方元の医療機関に文書にて情報提供する必要がある。
- 3か月に1回しか算定できない。
ポイント
算定には医師の指示もしくは患者からの求め&医師の了承が必要だが、吸入手技があやしいとかコンプライアンス不良の患者さんがいれば薬剤師から医師に疑義照会のかたちで吸入指導の了承を得て算定することも可能。
指導内容を文書にて医療機関に情報提供とあるが、患者さんのお薬手帳に必要項目が記載されたシールを貼付することで代用可能。
情報提供する文書に記載する内容は「指導日」「薬局名」「薬剤師名」「患者の理解度」です。
3か月に1回しか算定できないとあるが、1回算定した後3か月以内に別の吸入薬について指導した場合は3か月以内でも算定可。
算定の可否
条件 | 算定の可否 |
医師から吸入指導の指示あり | 〇 |
患者から説明の求め+医師の指示あり | 〇 |
患者から説明の求め(医師の指示無し) | × |
薬剤師判断の指導+医師の指示あり | 〇 |
薬剤師判断の指導(医師の指示無し) | × |
おわりに
どうでしたか?意外と算定しやすいですよね。
たくさん算定して評価を上げていきましょう。
他にも算定しやすい点数をまとめた記事「意外ととりやすいぞ!薬局の加算」もありますのでチェックしてみてください。
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