はじめに
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料とは、在宅管理を行っている患者の体調の急変などで医師の求めにより定期の訪問とは別に緊急で訪問し、薬学的管理指導を行ったときに算定できる点数のことです。
点数の種類
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料には3種類の点数があります。3つ合計で月に4回まで算定可能です。
【在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1】500点
・計画的な訪問薬剤管理指導に係る疾患の急変に伴うものの場合に算定。
・例としては、不整脈を計画的、定期的に管理している患者が不整脈の悪化や動悸の発現などで緊急訪問した場合などです。
【在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料2】200点
・在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1以外の場合に算定。
・例としては、急に風邪症状なので体調崩してそのために緊急訪問した場合などです。
【在宅患者緊急オンライン薬剤管理指導料】:59点
・上記1,2のどちらの場合でも情報通信機器を用いて薬学的管理指導を行った場合は、こちらの点数になります。
ポイント、注意点
・医師の求めが必要。
・定期の訪問ではなく緊急の訪問の時に算定可能。
・訪問の結果を医師に文章で報告する必要あり。
・月に4回まで算定可能。
・薬歴には通常の記載事項の他に訪問の実施日、訪問した薬剤師の氏名、療養を担う保険医から緊急の要請があった日付と内容、訪問薬剤管理を実施した旨(指導内容、保険医へ情報提供した情報の要点など)を記載する。
・同じ日に定期の訪問をして在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定後に体調が急変して2回目の訪問管理を行った場合は在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料を算定可。
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料に係る加算
条件をみたすと在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料に追加で加算を算定できます。
在宅患者訪問薬剤管理指導料に係る加算と同じです。
【麻薬指導加算】:100点
(オンラインの場合は22点)
・麻薬の投薬がある場合に使用状況、残薬の状況、保管状況、体調変化をチェックし必要な指導と医師への情報提供を行う。
【在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算】:250点
(オンラインの場合は算定不可)
・医療用麻薬持続注射療法を行っている場合に使用状況、残薬の状況、保管状況、疼痛緩和の状況、体調変化をチェックし必要な指導と医師への情報提供を行う。
・麻薬小売業者の免許と高度管理医療機器の販売業の許可を受けている必要がある。
【乳幼児加算】:100点
(オンラインの場合は12点)
・6歳未満の乳幼児に管理指導を行う。
・通常の確認、指導の他に体重の確認も行う。
【小児特定加算】:450点
(オンラインの場合は350点)
障害児である18歳未満の人に管理指導を行う。
【在宅中心静脈栄養加算】:150点
(オンラインの場合は算定不可)
・中心静脈栄養法を行っている人に管理指導を行う。
・投薬環境、保管方法、配合変化防止の対応の確認、指導も行う。
・2種類以上の注射薬を同時に使用する時は必要に応じて他の医療関係者にも配合変化を回避するための指導を行う。
・高度管理医療機器の販売業の許可か管理医療機器の販売業の届け出をしている必要あり。
おわりに
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料についてはこれぐらい覚えておけば大丈夫だと思います。
緊急というところが重要なので体調の急な変化による訪問管理の点数と覚えましょう。
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